本日12月28日、東京都内にて第29回日刊スポーツ映画大賞の表彰式が開催され、助演男優賞の妻夫木聡と助演女優賞の宮崎あおいが出席した。

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同性愛者という役どころに挑んだ「怒り」や、殺人鬼に扮した「ミュージアム」などで助演男優賞に選ばれた妻夫木。「今年はさまざまなジャンルの作品に出演させていただきました。人や作品との出会いは大事だなといつも感じていて、僕は本当に運がいい人間だと思います」と話す。表彰の際に贈られた「日本映画界になくてはならない存在」という言葉については「そんな存在になれているかはわかりませんが、もっともっと映画界に貢献できるようにがんばります」と意気込み、さらに「『怒り』の李相日監督と、ご一緒した綾野剛くんには特に感謝したいです」と述べた。

昨年度の受賞者としてプレゼンターを務めた本木雅弘は、「スタッフさんから聞いたところ、案外酒豪だったり、義理堅いお方だったりするそうで。キュートな雰囲気がありつつも、渡哲也さんのような男惚れする信頼感を胸の奥に秘めているんじゃないのかな。いつか現場をご一緒したら、頼らせていただきたい」と話す。また花束を持って駆け付けた李相日は「作品をともにするのは、『怒り』で3本目。今回は背中を見るような気持ちでした。彼が20代の頃から一緒に走ってきましたが、先を行かれている危機感を持っています」と笑顔で話した。

そして宮崎は、渡辺謙と親子に扮した「怒り」、母親役を務めた「バースデーカード」での演技が認められ、同賞に輝いた。「歳を重ねて、自分が母親役をやらせていただけることがうれしいです。『怒り』には参加させていただけただけでも光栄なのに、こんなごほうびもいただけてありがたいです」と感謝する。「怒り」では1カ月弱で体重を7kgほど増やしたそうで、「李監督は役に関して具体的なことをおっしゃらない方。体重を増やすことで役に近付けるのならと思いましたし、増やさないと不安で不安で仕方ないという状況でした」と振り返る。

プレゼンターを務めた昨年度受賞者の長澤まさみは「宮崎さんは、憧れの女優さん。学生時代に宮崎さんの作品をたくさん観ていました。持っている空気感がほかの女優さんとひと味違うところにすごく惹かれます」と尊敬の眼差しを送る。また花束を授与したプロデューサーの川村元気は「宮崎さんは現場で弱音を言わない方ですが、『怒り』の現場では本当につらそうでした。でもできあがったときに想像の何倍も素晴らしい演技をされていた。完全に次のステージに行ってしまったので、次はどういう仕事を持っていけばいいんだろうかと不安に思っています(笑)」と明かした。

なお映画ナタリーでは、同表彰式の様子を引き続きレポートする。

※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記